なぜ「TOKYO BEAST」なのか――日本で生まれたビースト
なぜ、この世界の舞台は「TOKYO」なのか。
その理由のひとつは、日本のレプリカントが世界的に売れたという歴史にある。
日本はデフォルメされたデザインが得意だった。
ガンダムのような日本のロボットデザインと、アメリカのロボットデザインには違いがある。
そうした日本独自のデザインが世界でヒットし、その結果、日本が経済的にも成長した。
「日本がまた調子に乗った時代」
100年後。
レプリカントが売れたことで日本は経済的に復興し、再び日本らしさを前面に出すようになった。
インタビューでは、この時代を**「日本がまた調子に乗った時代」**と表現している。
レプリカントは人間のパートナーとして身近な存在。
だからこそ、かわいいほうがいい。
そして、そんな「いいもの」が世界で売れてほしいという願望も、ビーストのデザインには込められている。
ビーストを最初に作ったのは日本
ビーストのデザインを最初に手がけたのも日本。
「アニメっぽいデザインが受けるのではないか」と目をつけたのも日本企業だった。
その結果、世界的に、
「ビーストと言えば日本」
というイメージが形成される。
そして、ビーストによる競技であるゼノカラテも、日本が本場となっていく。
生物の特徴をデザインにする
ビーストには、さまざまな生物をもとにしたタイプが存在する。

クティラ:頭足類タイプ

ドラゴン:獣脚類タイプ

ファーリー:哺乳類タイプ

ハーピー:鳥類タイプ

メロウ:魚類タイプ

ピクシー:昆虫タイプ
こうした生物的な特徴と、日本的なデフォルメ表現が組み合わさることで、TOKYO BEAST独自のビーストデザインが生まれている。
猫ちゃん配膳ロボットの進化系
そして、ここでひとつの発想につながる。
現実のファミレスなどにいる、猫の形をした配膳ロボット。
もし、あのロボットがさらに進化して、人格を持つようになったら?
「道具」ではなく、友だちになってほしい存在になったら?
TOKYO BEASTのビーストは、そんな発想の延長線上にもある。
かわいらしいデザインだからこそ愛着が生まれる。
愛着が生まれるからこそ、そこに人格を見出してしまう。
そして100年後の日本では、その「かわいいロボット」が、世界的な文化として定着している。
「TOKYO BEAST」という名前には、そんな未来の日本像も込められている。