ビーストやレプリカントが戦争に投入されたら?

ビーストやレプリカントの存在は、戦争そのものをまったく別のものにしてしまうのではないだろうか。

ビーストと戦争をめぐるFANONイメージ

特に恐ろしいのが、兵士の「補充」という概念だ。

人間の兵士なら、育成には長い時間がかかる。

しかし、人工的に生産できるビーストやレプリカントならどうだろう。

極端な言い方をすれば、

「兵士が畑から取れる」

ような状況すら成立してしまう。

もちろん、実際にどの程度の生産能力があるのか、軍事利用がどこまで行われているのかは別の話。

ここではFANONとして考えてみたい。

人間よりはるかに短い時間で戦力を補充できるなら、戦争における「損失」の意味そのものが変わってしまう。

さらに、もしビーストたちが人間を強く信頼し、あるいは人間を特別な存在として信仰に近い形で見ているとしたら。

命令に対する忠誠や戦意も、人間の兵士とは違ったものになるかもしれない。

「人間のために戦うこと」そのものが、生きる目的になってしまう。

そう考えると怖い。

戦場にいるのが「人間そっくりの兵士」ではなく、

人間のためなら自分の命を惜しまない存在

だった場合、戦争を止めるための常識すら変わってしまうのではないだろうか。

そして何より気になるのは、

そんな戦争を、人間自身はどう考えるのだろう?